

医療関係者の皆様へ|放射線科
医療関係者へのメッセージ
●高機能の放射線機器、フィルムレス診断
PET-CT、3TMRI、320列CT、リニアック、マンモグラフィトモシンセシス、SPECT-CTなどの高機能放射線機器を揃えています。
読影依頼のある検査については、放射線科専門医がレポートをつけています。
読影は、フィルムレスにてモニター診断で行います。レポートは、放射線情報システム、または電子カルテに、キーボード入力していきます。一部、音声入力も併用しています。以前は、フィルムをシャーカステンに架けて読影し、レポートは複写紙に手書きでした。読影作業は、IT化で様変わりしました。
2022年6月からは、遠隔読影が開始されました。読影率向上が期待されます。
●連携検査はCT、MRI、PET-CT、RIに対応
当院では連携病院や地域の診療所からもCT検査、MRI検査、PET-CT検査、骨シンチ検査を引きうけており、地域医療連携の一翼を担っております。
またエキサイネットに登録している診療所であれば、患者様が画像フィルムを持ってくるのを待たなくても、ご自身のクリニックにあるパソコンで検査画像も放射線診断レポートも確認する事ができ、迅速性・利便性も提供することができます。
検査の予約については医療連携室が窓口となっておりますので医療連携室までご連絡ください。
コンピュター上の予約システムも運用を開始しております。
●放射線治療患者が増えています
放射線科で診察をするのは、主にがんの患者様です。がん治療では①手術、②薬物療法、③放射線治療の3本柱があり、複数の治療を組み合わせて治療することを集学的治療と言います。
従来、日本では放射線治療を受ける患者様の割合が欧米に比べて少なかったのですが、近年は増加しています。その要因は3つあり、1つ目に高齢化によりがん患者様そのものが増えているということ。2つ目にがん患者様の中で放射線治療を受ける人の割合が増えていること。3つ目はがん治療の進歩により、がん患者様の予後が改善し、繰り返し放射線治療を受ける人が出てきたことです。
当院でも、初めに肺に発生したがんに放射線治療を行い、その後、骨や脳の転移に放射線治療を行うといったケースが増えています。
安心して放射線治療を受けていただくために放射線治療を初めて受ける患者様にとっては未知の治療になりますので、どのような治療かわらかないため不安を感じたり、放射線を使って治療することに恐怖を感じたりする方もみえます。
患者様が不安やストレスを感じることや分からないことがありましたら、放射線科ならびに放射線部のスタッフは丁寧にご説明させていただきます。患者様が安心して検査・治療を進められるように取り組んで参ります。