概要|放射線科

主な症状・病名

放射線治療:放射線治療の対象となる悪性腫瘍、一部の良性腫瘍

核医学治療:甲状腺機能亢進症、甲状腺癌術後のアブレーション、骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌

患者さんへのメッセージ

放射線治療

放射線治療は、外科療法や薬物療法と並ぶがん治療の三本柱の一つです。

①根治的治療(がんの根治を目指す治療)②緩和的治療(痛みや苦しみをやわらげる事を目標とした治療)③術後治療(手術後に再発予防を目的として行う治療)など、幅広い適応があります。がんの種類、進行度、全身の状態、希望などにより、手術や化学療法と併用、あるいは放射線治療単独で治療を行います。

核医学治療では、甲状腺機能亢進症や甲状腺がんに対する放射性ヨウ素内用療法、骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌に対するラジウム223による治療を行っています。

初めて放射線治療を受ける方の中には、「仕組みが分からなくて怖い」「痛みや苦痛が強いのではないか?」「放射線による発がん性などの影響が心配」等の恐怖や不安、ストレスを感じる方も多くいらっしゃいます。患者様の不安、心配を取り除くべく、スタッフが丁寧に説明いたします。

患者様一人一人に最適な治療計画を立案し、できるだけ病変部には充分な放射線を照射し、周辺の正常組織は極力照射されないよう工夫しています。複数の医師や職種で治療を検討し、安全な検査・治療ができるように努めています。また、必要に応じ、近隣の医療機関とも協力・連携して治療を行っています。