概要|外科・呼吸器外科・肛門外科

主な症状・病名

消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・結腸・直腸・肛門疾患)、肝臓・胆嚢・胆管・膵臓疾患、乳腺疾患、甲状腺疾患、ヘルニア、肺腫瘍、気胸など

患者さんへのメッセージ

日本人の死因の1位はがん疾患であり、その中でも胃癌・大腸癌、乳癌、肺癌は上位を占めている病気です。当科では様々な手術に対応していますが、中でも最も症例数が多いのは消化器疾患の手術です。消化器癌、肺癌、乳癌などの固形癌の基本的治療は外科的切除ですが、補助療法として化学療法(制がん剤治療)、放射線療法も必要となります。また、不幸にして癌の再発がおこり、治癒することが不可能となれば終末期医療も大切となってきます。当院では放射線治療はもとより、「化学療法センター」と「緩和ケア病棟」を設置しており、どのステージの患者さんに対しても院内で適切ながん治療ができるよう体制を整えております。

「化学療法センター」では独立した環境のなかで外来患者専用ベッドを備え、医師の指示のもと、専任の薬剤師、看護師がチームワークを組んで対応します。なかには外来通院中に副作用などで突然体調不良に陥ることもあるかもしれませんが、当院の救命救急センターは24時間体制で対応していますので、もし自宅などで体調不良に陥った場合、すぐに対応できるようにしています。

「緩和ケア病棟」は全室個室という環境で終末期医療を担当しており、痛みを緩和する治療も含めた癌終末期の総合的なケアを行っております。

また、2023年1月より甲状腺・副甲状腺の手術を行っています。甲状腺腫瘍、甲状腺癌、バセドウ病、副甲状腺機能亢進症などの病気を対象としています。糖尿病・内分泌内科と連携して治療を進めていきますので、お困りの方がいらっしゃいましたらお気軽に御相談ください。