概要|糖尿病・内分泌内科

主な症状・病名

内分泌疾患(下垂体・甲状腺・副甲状腺・副腎・性腺疾患など)
代謝疾患(糖尿病・高血圧・脂質異常症、肥満症など)

血糖値のコントロール、インスリン導入、各科連携による総合的合併症評価、生活習慣病のリスク評価と治療など

患者さんへのメッセージ

糖尿病・内分泌内科ではその名の通り糖尿病の患者さんが最も多くなっています。糖尿病には大きく分けて1型糖尿病(自己免疫異常によってインスリンを放出する細胞が壊されることが原因)、2型糖尿病(生活習慣病が原因)がありますが、2型糖尿病の患者さんがほとんどです。2型糖尿病の治療は早期であれば食事療法(糖質制限)や運動療法になりますが、改善が難しい患者さんは薬物療法も行います。血糖を下げるための内服薬の他に、インスリンが不足している患者さんはご自身でインスリン注射を行う必要があります。初めは「インスリン注射」という言葉に不安を感じる方もみえますが、注射器も改良が進んで最近では痛みもなく持ち運びにも便利なペン型となっており常に扱いやすくなりました。使用方法も担当の看護師が丁寧に説明しますのでご安心ください。

糖尿病と他の病気との違いは、治療の半分は患者さん自身が自分で行わなくてはならないことです。医療者が治療の全てをお手伝いできるわけではありません。患者さんの中には初めのうちは継続して服薬・インスリン注射をしていても「外出時、注射を持っていくのを忘れた」「面倒なので今回は打たなかった」という方もおり、打つ回数が減ったことにより血糖値が上昇して病気の悪化を招くケースがあります。糖尿病の治療の目標は、ただ血糖を下げることではなく、網膜症や腎症、心筋梗塞や脳梗塞といった合併症を防ぐことにあります。糖尿病は生涯で長い付き合いになる病気ですので、根気よく続けるというのが一番大事だと思います。私達も全力でサポートしてまいりますので病気と上手に付き合ってまいりましょう。

当科では、内分泌疾患(ホルモンの病気)の診療も行っております。内分泌疾患に対しては、かなり専門的な検査や治療が必要な場合もございますが、しっかりと対応できる体制をとっておりますので、安心して受診してください。