概要|放射線科

主な症状・病名

放射線治療の対象となる悪性腫瘍、一部の良性腫瘍、バセドウ病など

患者さんへのメッセージ

放射線科で診察をするのはがんの患者さんです。がん治療では①手術、②化学療法・抗がん剤、③放射線治療の3本柱があり、複数の治療を組み合わせて治療することを集学的治療と言います。従来は日本では放射線治療を受ける患者さんの割合は欧米に比べてとても少なかったのですが、近年では増加しています。その要因は3つあり、1つ目にがん患者そのものが増えているということ。2つ目にがん患者さんの中で放射線治療を受ける人の割合が増えていること。3つ目はがん治療の進歩のおかげでがんを治す・もしくは抑えることができ、繰り返し放射線治療を受ける人が出てきたことです。例えば初めに肺に発生したがんの放射線治療をして、今度は骨転移の放射線治療をしてというケースが考えられます。

放射線治療を受ける方の中には大きな医療機器を使って治療することに不安を感じたり、初めての患者さんに至っては未知の治療になりますので「何が待っているのだろう」とストレスを感じたりする方もみえます。患者さんが不安に感じることや分からないことがありましたら、放射線科ならびに放射線部のスタッフは丁寧にご説明させていただきます。患者さんが安心して検査・治療を進められるように取り組んで参ります。