概要|脳神経内科
主な症状・病名
脳梗塞 ・物忘れ ・頭痛 ・神経難病等
患者さんへのメッセージ
脳神経内科で最も多く入院治療を行っている病気は脳梗塞・脳出血などの脳血管障害です。当科でお預かりしている入院患者さんは、発作を起こして救急に運び込まれた方が半数以上を占めております。当院では24時間365日あらゆる急性期疾患に対応できる体制を整えており、夜間の緊急時でもMRI検査により即時診断を下すことができるうえ、脳梗塞の場合は早期であれば脳の血管を塞いでしまった血栓を溶かす血栓溶解療法(t-PA治療)にも積極的に取り組んでおります。脳血管障害を引き起こす方は70~80代が多いですが、若い方でも引き起こすことがあります。脳血管障害の原因は生活習慣病によって引き起こされる動脈硬化が大きな原因であると考えられています。長年の生活スタイルによって危険因子が蓄積されるものですから、若い年代のうちからご自身の生活習慣について真剣に考えていただきたいと思います。
また外来では頭痛・てんかん・認知症・神経難病などの患者さんが診察に訪れています。頭痛持ちの患者さんの中には薬物乱用性の頭痛の方が増えています。市販の頭痛薬を自分の判断で飲み続けていると次第に痛み止めが効きにくい体質になり、頭痛が一向に治らないというものです。ちなみに頭痛は予防治療もできますので、慢性的な痛みがある場合には早めに医療機関の受診をお勧めいたします。