医療関係者の皆様へ|病理診断科

医療関係者へのメッセージ

病理診断科に病理組織や細胞診断を依頼する診療科は多科にわたり、その材料も種類が極めて多数に上ります。常日頃から、正しい診断ができますよう努力はしていますが、全ての病変の診断が容易に行えるわけではなく、診断困難な標本は日常業務の中で少なくありません。従って、直ちに結果(診断)が出るとは限りません。時には、他の病理医へのコンサルテーションが必要な場合もあります。このような場合は、少し時間をいただくことをご了承ください。先に述べましたように正しい診断をするためには是非とも臨床医の先生方の協力が必要です。また、診断の結果が臨床診断と異なっている場合や、診断に疑問や質問がある場合などには、遠慮なく、病理医にご相談をお願い致します。診断の結果は患者さんの治療に直接かかわりますので、病理医にとって臨床医との話し合いは非常に重要です。この点では現在行っている臨床と病理とのカンファレンスを更に多くの診療科と頻繁に行っていく必要があると思います。

当院は地域の医療機関との医療連携を大切にしています。医療連携機関の先生方から紹介された患者さんの組織診断も行っています。これらの組織診断だけでなく、何か組織診断や細胞診断に疑問や質問がある場合でも遠慮なくご連絡ください。また、病理解剖につきましても受け付けておりますのでご利用くださいますようお願い致します。