医療関係者の皆様へ|精神科

医療関係者へのメッセージ

精神科の診察では患者さんから時間をかけてお話を聞くようにしており「患者さんがどうしていきたいか」という本人の意思を尊重するようにしています。精神科疾患は原因も様々であれば、治療法にもたくさんの選択肢があり、何がベストなのか、患者さんとともに考えて決めるようにしています。

精神科疾患の治療には時間がかかることが多く、焦りは禁物です。薬を飲むことに否定的な患者さんがいたら飲みたくない理由を聞いて、誤解があるようなら十分に説明をします。「あなたの納得できるやり方でいきましょう」というスタンスで歩調を合わせるよう心がけています。

患者さんが抱えている悩みによっては、社会福祉制度の活用を勧めるなどのアドバイスもしています。たとえば、ご年配の方で孤立してストレスを感じている人の場合には、デイサービスに行って人と交流をすることで症状が改善したこともありました。

総合病院である当院は身体と心の治療を同時進行できるメリットもございますので、他科と連携しながらより良い医療を提供し続けてまいります。