医療関係者の皆様へ|外科・呼吸器外科・肛門外科

医療関係者へのメッセージ

① 皆様にとどけたい最新外科治療
当科では患者様に負担の少ない治療を目指し、術後の痛みが少なく回復の早い低侵襲手術である腹腔鏡手術(胆石、胃がん、大腸がん、膵腫瘍、虫垂炎、ヘルニアなど)を積極的に行っています。それとともに2018年より多くの術式が保険収載された、最新の外科治療であるロボット手術も数多く行っています。
現在では、胃がん、直腸がん、膵腫瘍(膵体尾部病変)に対し適応しており、ロボット手術の指導者資格を有する医師が1名、術者資格を有する医師4名在籍しており、ロボット手術に関しては症例数も有資格ドクター数も名古屋市内では有数の病院となっております。また、ヘルニアに関してはまだ保険収載されていない段階ですが、全国で17施設のみ選ばれる、ロボットヘルニア手術(鼠径ヘルニア)を試験的に行う施設にも選ばれており、2021年10月より開始しております。
② 外科・消化器内科合同チームによる治療体制
消化器内科とは毎週月曜日に合同のカンファレンスを行っており、内科・外科全員で検討し、治療方針決定を行うとともに、消化器内科より紹介された患者の手術報告、術後経過報告を全例行い、綿密なフィードバックを行っています。
③ 連携医の先生方とともに患者様を診ていく体制
術後の患者はクリニックへ逆紹介し、3ヶ月、半年など定期的なエコーやCT(PET-CT含む)は当院 で行い、連携を行います。とくにがん患者様に関しては、がん地域連携パス(胃がん、大腸がんなど)を用いて、連携医の先生方とともに診ていく体制を進めています。
④ 患者様ひとりひとりに合わせた治療の提供
画一的な手術ではなく、患者様ひとりひとりの状態に最適な手術法を選択するように心掛けております。特に消化器がん、肺がん、乳がんの治療に関しては、患者様ひとりひとりにあわせたテーラーメイド治療(個別化治療)を目指しております。
悪性疾患の治療に対し、進行したがん患者様には進行の程度に合わせた適正な手術を提供し、各診療科の協力の下で拡大手術/化学療法/放射線治療を組み合わせた集学的治療を行っております。