医療関係者の皆様へ|救急科

医療関係者へのメッセージ

当院の救命救急センターは、45年の歴史を持つ東海地方第一号の救命救急センターです。
「掖済」とは、「導き助ける」こと。その精神に則った「断らない救急」を基本に、地域に貢献することが救急科のミッションです。

対象は全ての救急疾患で、救急搬送はもとより、ウォークインの患者さんも24時間365日受け入れています。(救急車搬入台数 10,999台/年、救急応需率 91.6%:2023年実績)

救急外来には救急科医師が専従しており、診療領域や重症度を問わず患者さんを受け入れ、適切な初期対応を行うとともに、各専門診療科と綿密に連携するER型救急体制が敷かれています。

重症管理や集中治療においても、救急科と各専門診療科、さらに多職種が連携したチーム医療を実践しています。
2020年には、CTと血管撮影装置を組み合わせたハイブリッドERシステムを導入しました。救急車から直接患者を搬入し、診断と治療を同時並行で進められるシステムにより、重症外傷、急性期脳梗塞、心肺停止など緊急度・重症度の高い症例への治療能力が向上し、以前なら失われていたかもしれない患者さんの救命、予後の改善に寄与しています。

2024年には、クラウドファンディングで大きなご支援をいただいたラピッドカーおよびドクターカーの運用も開始しました。医師や看護師がいち早く患者の元に到達し、病院到着前からの介入や治療方針の決定が可能となることで、病院受入・根本治療までのスムーズな連携、そして救命に繋げています。