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皮膚科

 

皮膚科

診療科の紹介

主な症状・病名

皮膚科では、皮膚の異常や痒みがある症状など皮膚疾患全般を扱っています。主な疾患では、湿疹・皮膚炎、薬疹、虫刺症、じんましん、尋常性乾癬(皮膚が赤く盛り上がり、その上に乾燥した角質が厚く付着しぼろぼろとはがれ落ちる病気)、円形脱毛症、帯状疱疹、蜂窩織炎、足白癬・爪白癬(水虫)、尋常性疣贅(イボ)、皮膚良性腫瘍(粉瘤、色素性母斑など)、皮膚悪性腫瘍(基底細胞癌、有棘細胞癌など)の治療を担当しています。

 

 

患者さんへのメッセージ

皮膚の病気には季節性の見られるものが多いです。夏は、足の水虫(足白癬・爪白癬)、細菌感染症(蜂窩織炎・とびひなど)、あせも、虫さされなどが多く、冬は、乾燥して痒いという乾燥性湿疹やしもやけが多いです。これらの病気には“痒み”を伴う症状が多いですが、実は“痒み”は他の臓器には無い皮膚独特の症状なのです。

冬場に皮膚が乾燥して痒い乾燥性湿疹というのは、老若男女問わずみられる症状です。身体が本来持っている保湿成分は、遺伝的に多い人と少ない人がおり、特に少ない人ではスキンケアが大事と言われています。石鹸は汚れと一緒に体を保湿してくれる脂分も落としてしまうため、乾燥を防ぐという視点では、お風呂に入るときに石鹸で体を洗う回数を、毎日ではなく時々に減らすこともおすすめです。また、お風呂からでた後に早めに保湿剤を外用することは、乾燥を防ぐ有効な方法です。夏は皮膚の感染症が増えることもあり、毎日身体を清潔に保つことが大事ですが、乾燥肌の人は、皮膚をこする洗い方は必要以上に脂分をとってしまうため、なでるように洗い、石鹸が残らないようにしっかりと洗い流すことが重要です。

皮膚の異常で軽いものでは市販のかゆみ止めなどで対処する方も多いと思います。もし「皮膚が明らかにおかしい」「なかなか治らない」という症状がありましたら、病気に合わせた正しい治療がございますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

チカラを合わせてチーム医療

当院は総合病院なので、皮膚科と他の診療科が連携して治療にあたるということがあります。皮膚の疾患には、内臓疾患が原因で現れるものもあるため、検査で内臓病変や糖尿病が見つかった場合には、内科に依頼して適切な治療を速やかに行えるようにしています。

また、褥瘡(床ずれ)のある患者さんが入院された場合には、各診療科が入院した疾患の治療をすすめるとともに、褥瘡に関しては皮膚科医がメインとなり、病棟スタッフと連携しながら治療にあたっています。

 

 

医療関係者へのメッセージ

当院では電子カルテを各診療科で共有しており、一人の患者さんにどこの診療科でどのような治療が行われているかすぐに確認ができるため、合併症をお持ちの患者さんに対して各診療科が連携して治療をすることができます。さらに手術環境がしっかり整っていることも当院の強みの一つです。当院の皮膚科では “ほくろ”の除去(保険適用)、皮膚にできた良性腫瘍の除去、悪性腫瘍の除去など、多くの皮膚腫瘍について手術が可能です。身体の中にできるがんとは違い、皮膚のがんは目で確認することができ早期に対応をとれることが多く、当院で治療を完結できることがほとんどです。しかし、あまりに大きな腫瘍や悪性度の高い腫瘍などさらに専門的な治療が必要とされる場合には、主治医の判断により連携している病院にご紹介させていただくこともあります。

地域のかかりつけ医の皆さんが受け持たれている患者さんで、合併症の疑いがあり皮膚の治療と並行して内科的治療が必要なケースや、手術が必要になる疾患がある場合には、どうぞご相談ください。

 

医師の紹介
職名 氏名 資格取得年 資 格 名
部長 森 重彰 1980年 日本皮膚科学会認定皮膚科指導医
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
医員 本多 美貴 2014年
医務嘱託 今井 聡子 2016年
宿院 梨衣 2020年
鈴木 須真子 2020年
松井 響子 2020年
小西 なつの 2020年
外来医師担当表