臨床工学部

部門の紹介

部員数13名
技師長1名、副技師長1名、主任1名、部員10名、非常勤2名
男性:9名、女性:4名
部員構成は40代以上2名、30代4名、20代7名の構成となっております。

医療機器が常に安全かつ適正に動作するよう努めています。

私たち臨床工学技士は医療機器のスペシャリストです。活動場所は手術室、心臓カテーテル室、集中治療室、救命救急室、透析室、一般病棟の医療機器があるところすべてです。さらに救命救急センターでは、救急患者さんに対して他の職種と協力して処置にあたるなど多岐にわたります。当院の臨床工学技士は管轄する全ての医療機器に精通し、誰もが必要なレベルで医療機器の管理や操作、治療のサポートができるように日々トレーニングを積んでいます。また、私たちは、医師や看護師が正しく安全に医療機器を操作できるよう定期的に勉強会を開催しています。

業務内容

有資格取得

透析技術認定士
体外循環技術認定士
呼吸療法認定士
心血管インターベンション技師
植込み型心臓不整脈デバイス認定士
内視鏡技師認定士
認定臨床実習指導者
認定臨床実習指導施設
MDIC
認定心理士
情報管理技術者

所属学会

日本臨床工学技士会
愛知県臨床工学技士会
日本体外循環技術医学会
日本不整脈心電学会
日本人工臓器学会
日本集中治療医学会
日本呼吸療法医学会
日本循環器学会
日本医療マネジメント学会
日本内視鏡技士会
日本心血管インターベンション治療学会
日本EPアブレーション技術研究会
日本心理学会
日本医療機器学会
日本透析医学会

ME機器管理

輸液ポンプ、シリンジポンプ、低圧持続吸引器、ベッドサイドモニタ、酸素療法機器などを中央管理しています。ME機器管理ソフトはソフトウェアサービス社製を独自に改良し使用しています。

2020年より当院自作の『ME機器の在庫LIVE画像』を導入し、リアルタイムで機器の在庫状況を映像として院内の電子カルテで閲覧できるように配信しています。

カテーテル室

CAG、PCI、EVT、脳外科塞栓術(エンボリ)の治療支援を行っております。

CAG、PCI時にはポリグラフの操作はもちろん、血管内超音波エコー装置(Boston、Abbott、TERUMO、PHILIPS)の4機種、冠動脈虚血評価(Boston、Abbott、PHILIPS、XEON)、ロータブレータ、OAS、IABP、ECMO装置の操作や介助を行います。DCAも行っており、CEの役割が重要になっています。

EVT時にはクロッサー操作を行います。

集中治療室・救命センター・病棟

人工呼吸器をはじめとした生命維持管理装置の動作確認など点検管理を行い、患者さんの安全に努めます。医師、看護師、理学療法士などとの協議の上、人工呼吸器の機種選定、設定調整を行い治療支援にあたります。16種類と多くの機種を有していることは、他院にはない強みであります。機器独自の特徴を生かした機種の変更も積極的に提案しています。医療機器メーカーからは、新しい医療機器や技術に対する臨床評価の依頼もあります。重症患者さんの受け入れが多い救急病院のため、CHDF・PMX・ECMOは定期的に稼働しており、24時間対応で治療支援を行います。

またSASに対してのCPAP遠隔モニタリング業務にも取り組んでおります。

人工呼吸器シリーズ

透析室

外来ベッド14床、入院ベッド7床
月水金は午前、午後2クール 火木土は午前の1クール
外来透析はオンライン血液透析濾過(OHDF)を主流に取り入れております。

アフェレーシス(LDL、G-CAP、PE、DHP、CART)、PBSCの業務もあります。

透析室の医療機器管理、透析液の清浄化はもちろんのこと、患者さんへの穿刺、透析治療支援、シャント管理などを行います。透析室では、臨床工学技士と看護師との業務の隔たりもなく協力して治療にあたります。

手術室

  • 心臓外科手術(火・木)の人工心肺、緊急オペも対応しています。
  • ダヴィンチ手術は、外科・泌尿器・産婦人科で立会いを行い、2~3件/週
  • 耳鼻科ナビゲーションの介助、自己血回収装置の操作
  • 日常業務で麻酔器やその他電メスなど医療機器の点検を行っております。

ペースメーカ

ペースメーカの植え込み、ペースメーカ外来、MRI撮影、電気メスなどを使用する手術する際に、設定変更やチェックをおこなっております。また遠隔モニタリングの管理もしており、可能な機種には全て導入し心房細動の管理も行っております。メーカーは4社(Medtronic・Abbott・BIOTRONIK・Boston)を取り扱っており、臨床工学技士として、患者様に最も適した機種を選定させていただいております。

カテーテルアブレーション

3Dマッピングは Ensite(Abbott製)を使用。近隣病院の紹介数も増加傾向にあり、2020年には症例数200例を達成!!

心房細動が8割以上、AT、PSVT、PAC、VPC、VT症例もあり不整脈治療チームで支援にあたります

その他

  • 医療機器勉強会の開催
    シリンジポンプ、輸液ポンプ、人工呼吸器、低圧持続吸引器、除細動器、経腸栄養ポンプ、ECMO、IABP
  • MDICニュースの発行
  • 臨床実習受け入れ(東海医療専門学校、中部大学)