産婦人科でのロボット支援手術

産婦人科でのロボット支援手術

名古屋掖済会病院 産婦人科では2021年5月より『ダヴィンチ』(da Vinci X Surgical System)を使用したロボット支援手術を開始しております。外科、泌尿器科と同様に、ロボット支援手術専属チームをつくり、チームで患者様の手術治療を行っております。現時点では下記の子宮良性疾患に対するロボット支援下子宮全摘術のみ導入されておりますが、今後子宮悪性腫瘍手術への導入も検討しております。

ロボット支援下子宮全摘術

ロボット支援下子宮全摘術は、子宮筋腫、子宮腺筋症などの子宮良性疾患が適応となります。当院での入院期間は6日間で、開腹手術による子宮全摘術の入院期間9日間より短縮されております。ロボット支援手術の利点としては、高解析度の立体視野のもと、治療部位とその関連臓器を解剖学的に把握しながら精度の高い手術が可能なので、骨盤内の深部を扱う婦人科手術に適していると考えられます。