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「腹腔鏡下悪性腫瘍結腸切除術(内視鏡手術支援機器)」に関する施設基準を取得しました【結腸がん】【大腸がん】

お知らせ

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患者さんへのメッセージ

 当院では2023年3月に結腸がん(直腸がんを除く大腸がん)に対する「ロボット支援下結腸悪性腫瘍手術」を開始しました。2023年9月をもって、これまでに施行した症例が国の定める水準に達したため、「ロボット支援下結腸悪性腫瘍手術」施設基準を取得することになりました。

 この結腸がんに対するロボット手術のメリットは、体腔内吻合(たいくうないふんごう:おなかの中で腸と腸を縫い合わせること)が簡単なことです。これまで、腹腔鏡の手術ではお腹の中で縫合することが困難であるため、おへその傷口を大きくして、腸管を体の外に引き出して吻合していました。  

 しかし、ロボット手術では多関節機能と安定した縫合操作により、お腹の中で吻合することができるようになりました。腸管を体外に引き出さなくていいので、術後の腸管の機能回復が早く、また手術の傷口を小さくすることができます。

 当院には同手術の指導者(プロクター)の資格を有する医師が1名、術者資格を持つ医師が4名おり、体制は万全です。“患者様にやさしい“医療を届けたいと思います。

※施設基準とは…
厚生労働大臣が健康保険法等の規定に基づき定めた、医療機関の機能・設備・診療体制・安全面・サービス面などを評価するための基準。国の定める水準を満たし、健康保険適用下で該当の治療を提供していることを示します。

副院長(外科)加藤 祐一郎