概要|眼科

主な症状・病名

白内障をはじめとする眼科一般疾患

患者さんへのメッセージ

眼科にかかるご高齢の患者さんで多いのは白内障や緑内障のご相談です。白内障は眼球の水晶体が濁ることで眼が霞んで見えにくい・眩しい・視力が低下するという病気ですが、手術により治療が可能です。緑内障は視神経に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気のことで、治療が遅れると失明に至ることもあります。自覚症状がゆっくりと進行するため気づかないことも多く、人間ドックで異常を指摘されるということも珍しくありません。緑内障の治療は薬物治療が一般的ですが、それでも改善しない場合には手術による治療を行います。(なお当院では緑内障の手術は対応できないため、協力関係のある病院をご紹介します)

若い年代の患者さんではパソコンやスマートフォンを長時間使うなど目を酷使したライフスタイルが増えたことでドライアイの受診が増えています。その他にも2月頃からスギ花粉のアレルギー症状を訴える患者さんが増えますし、1年を通してハウスダストによるアレルギーを起こして目がかゆいという患者さんも多くなっています。アレルギーでは眼のかゆみ以外にも慢性的な鼻炎や激しい咳き込みなど様々な症状が出ます。どこの診療科を受診したら良いか迷われた時は症状が最もひどい、たとえば眼のかゆみが激しい時には眼科を受診しアレルギーの治療を行っていただければと思います。